旅行会社があえてお勧めするセルフ・オーダーメイド旅行

スポンサーリンク

フライト イメージ

当ウェブサイトのあちこちで案内している通り、旅行は素材(航空券、ホテル、送迎、観光など)の組み合わせです。インターネットでこれらの素材が簡単に検索できる今、自分に合った素材を選ぶのに困るほど情報が溢れています。ここでは、旅のプロである旅行会社が厳選した各素材のオンライン予約サイトを中心に、それぞれのメリット、デメリットを含めてご紹介します。各素材サイトを充分理解してうまく活用すれば、自分だけのオリジナル旅行が作れるページです。

スポンサーリンク

総合旅行手配サイト

航空券、ホテルだけではなく、観光(現地発着のオプショナルツアー)、空港送迎など旅行に必要なものを総合的に手配できるサイト。簡単な旅行なら一つのサイトでオリジナル旅行が出来てしまいます。

JHC

ホテル予約から始まった日本の老舗総合手配サイト。ホテル予約については、おそらく日本で最も旅行会社に利用されているサイトではないでしょうか?それだけ信頼と実績があるサイトです。ホテル以外に手配できるものとして、航空券、現地ツアー(観光)、空港送迎、レストラン予約、レンタカー比較予約などなど、旅行のほぼ全ての手配が可能です。
すべて事前精算で、支払い後にバウチャーをプリントして旅行に出かけるタイプです。また、各手配内容ごとにページが独立しているようで、旅行管理をするには自分でまとめておくことが必要です。

JHC

エクスペディア

航空券、ホテル、観光ツアー、レンタカーの予約ができるサイト。航空券、ホテルについては以下に詳しく記載します。総合手配サイトとして便利なのは、全ての予約管理が旅程としてサイト上に反映されること。あれこれ手配した場合、1ページで全て確認できる点が便利です。

航空券予約サイト

航空券は航空会社のウェブサイトから予約するのが最も確実で安心できるでしょう。特定の航空会社のマイルをためている人なら、その航空会社のウェブサイトに直接予約をすることは普通の事です。しかし旅のプロから申し上げますと、各方面ごとに最適な航空会社があると考えます。また一航空会社のウェブサイトでは複数の航空会社やルートを比べることが出来ません。まして複数都市を周遊する場合、1社で満足できるフライトスケジュールを作成するのは至難の業です。
複数の航空会社やルートが比較でき、そのまま予約できるサイトは以下の2社が便利だと思います。

エクスペディア

単純往復だけではなく、2都市以上の周遊にも対応しています。難しいルートでなければ利用価値は高いと思います。試しにお客様から依頼を受けた見積もり(ちょっと複雑)のフライトスケジュールを検索すると、「検索中」のままで一向に結果が表示されません。旅行会社が業務で使用している航空端末にはかないわないようです。この業務用航空端末のサイトが一般に公開されていれば、文句なくそれをお勧めするのですが…。
本社はアジア圏のエクスペディア事業を運営するシンガポールにあるAAEトラベルというところで、会社概要には日本の旅行業法の規制は受けないと書かれています。世界最大のオンライン予約サイトですので心配する必要はないと思いますが、万が一の際はシンガポールに申し立てをすることとなります。

FreeBird

同業者のワールドトラベルシステムが運営している航空券オンライン予約サイト。日本の旅行会社、それも航空券予約に特化した旅行会社が運営している点がエクスペディアとは違います。同じく2都市以上の周遊航空券に対応しています。エクスペディアで試したものと同じフライトスケジュールを検索すると、航空予約端末にリンクしたシステムのようで、すぐに当社が見積もったものと同じ航空会社、フライトルートの結果が出てきました。同業者ですので当社がこのサイトを利用することはありませんが、一般の旅行者の立場であれば躊躇なくこちらを利用すると思います

スポンサーリンク

ホテル予約サイト

ローマのホテル

数多くのホテル予約サイトがありますが、利用目的により選ぶことが大切です。特にエクスペディアやBooking.comは海外の会社、それ以外の以下の会社は日本の会社(旅行会社に代わり現地手配を請け負うランドオペレーターである場合が多い)です。また出発前の事前支払い、もしくはホテルフロントにて支払いという支払条件面で選ぶサイトが変わってきます。
現地で万が一のトラブル(オーバーブックや予約がないと言われた、など)の際、日本語で対応してもらえる緊急連絡先があるかどうかは、英語に弱い日本人にとって重要な選択ポイントではないでしょうか。
ルームタイプや部屋からのビューなど、最近のホテル予約サイトはかなり詳細に指定して予約することが出来ます。

エクスペディアとBooking.com

オンラインホテル予約サイトの両巨頭ともいえるべきサイト。どちらも取扱いホテル数が多く、エクスペディアは世界30,000都市、Booking.comは世界85,000都市を取り扱い。ホテルだけではなくB&Bやゲストハウス、ペンションといったカテゴリーも取り扱っています。エクスペディアは事前支払がほとんど、Booking.comはホテルのポリシーに従った支払条件となっています。万が一の際の緊急連絡先はエクスペディアは日本へ電話となり(電話代が高くつきそうです)、Booking.comは43か国に24時間のカスタマーサービスはありますが、緊急連絡先としての連絡先はありません。日本人はどこへ連絡すればよいのでしょう?
(Booking.comは、サイドメニューからご覧ください)

アップルワールド

当社も時々使っている日本のホテル専門予約サイト。取扱件数が多く、利用価値の高いサイトです。ひとつのホテルに対して複数の手配会社が料金を掲載しているマルチベンダーシステムを採用しているため、他のホテル予約サイトで満室の場合でも空きがある場合があります。
支払については全て出発前の事前支払いで、ホテルに直接支払うことはできません。予約、支払い済証明としてホテルバウチャーをプリントできます。日本のホテル専門予約サイトの最大の利点は、現地緊急連絡先として海外日本語サポートデスクが必ずあること。方面ごとにデスクがあり、24時間日本語で対応しています。近年ブランドをアップルワールドからホテリスタに変更しました。

JHC

総合手配サイトにて紹介しましたが、ホテル予約から始まった同社は当社も旅行素材として活用しています。得意方面はアジア、グアム、サイパン、ハワイなど近距離のディスティネーションですが、それ以外も充実しています。
アップルワールド同様、マルチベンダーシステムを採用しています。

JHC

「みゅう」(ミキツーリスト)

ヨーロッパ専門手配会社(ランドオペレーターを兼ねています)として50年の歴史を持つ、ホテル、観光ツアー、空港送迎、レストラン手配などを取り扱っています。航空券予約は取り扱っておらず、ヨーロッパ専門ということで総合手配サイトとは言えませんが、当社のようなヨーロッパをメインとした旅行会社からは絶大の信頼を受けています。取扱件数は少ないですが、その分日本人の海外旅行事情をとてもよく理解してホテルを仕入れていて、バスタブ付き限定の部屋指定や現地緊急連絡先、日本語対応の送迎や観光など、かゆいところに手が届く会社のサイトです。
すべて事前支払、バウチャーをもってお出かけいただくシステムです。

観光ツアー、空港送迎の予約サイト

ヴェネツィア

今まで観光ツアー(いわゆるオプショナルツアーの単体販売)は必ずホテルとセットでの手配が条件でした。ランドオペレーターの主力であるホテル手配なしに、「オプション」であるはずのツアーだけ販売するわけにはいかないということだったのでしょう。それを覆して観光ツアーのみを単体販売し始めたのがJHCです。それに続いてベルトラ(当初はAlan1.netという名前でした)が観光ツアー単体販売を始め、今では両巨頭のようになっています。しかし観光ツアーを造成しているのはランドオペレーター。JHCやベルトラが自らツアーを造成しているわけではありません。

JHC

既に総合手配サイト、ホテル予約サイトで紹介していますので、さらに詳しくご案内することはありません。手配が難しい美術館やコンサート鑑賞などの予約代行も行っており、真の総合手配サイトと言えます。ホテルの項目でも説明の通り、観光ツアーも日本語で現地緊急連絡先に電話することが出来るので安心して予約できると思います。

JHC

「みゅう」(ミキツーリスト)

ヨーロッパの観光ツアーなら「みゅう」が一番でしょう。上記JHCも「みゅう」のツアーを多く掲載しています。美術館手配やコンサート予約代行はこの「みゅう」から始まったといっても過言ではありません。「みゅう」のサイトで世界中の手配が可能であれば最も利用価値があると言えるのですが、残念ながらサイトで取り扱っているのはヨーロッパのみです。

VELTRA(旧Alan1.net)

オプショナルツアー取扱日本最大級といわれているオンライン予約サイト。JHCや「みゅう」でカバーしていないツアーの取り扱いも数多く、困った時に利用できるサイトと言えます。インターネットマーケティングから始まり、オプショナルツアー会社としては2004年から。旅行業としてはまだ浅い会社ですが、業界内での成長企業のひとつかと思います。
予約、支払いのシステムは他社とほぼ変わりません。

VELTRA
スポンサーリンク

レイルチケット、その他の予約サイト

ローマ・テルミニ駅
鉄道は航空券同様運賃計算など複雑なことが多いため、取り扱っている会社はあまり多くありません。加えてレイルパスの定義や適用範囲など、ホテルや観光ツアー販売とは違った複雑な面があります。「餅は餅屋」の考え方にのっとり、鉄道は専門の会社のサイトを利用したほうが良いようです。
その他旅行手配に必要なものとしてオペラやミュージカル、コンサートチケット手配会社を紹介します。

マックスビスタ(欧州エキスプレス)

ヨーロッパの鉄道チケット販売から始まり、現在は世界各国手配可能なレイルチケットを取り扱う旅行会社のサイト。当社も良く利用しています。もともとはヨーロッパのランドオペレーターでしたが、鉄道事業専門会社となり、近年HISのグループとなりました。
レイルチケット1枚からレイルパス、また世界各国の豪華列車や特別列車の手配が出来ます。鉄道以外はパリビジットやパリ・ミュージアムパスなど、パスと言われるものはたいてい取り扱っています。
鉄道の手配ならここが一番でしょう。

ムジーク・ライゼン

オンライン予約サイトではありませんが、ヨーロッパの各コンサート、オペラ、バレエの公演検索、チケット手配が出来る会社のサイト。サイトでは「世界中」としていますが、実質はヨーロッパがほとんどです。ウェブ上で予約が確認できず、この会社とやり取りする手間はかかりますが、それ以上の利用価値があるサイトです。

まとめ

上記以外に当社が通常利用しているサイトは各方面に特化したサイトなどまだまだありますが、一般的にオンラインで利用でき、利用価値が高いと思われるサイトを紹介しました。オンライン予約サイトは単なる販売専門会社である場合と、自ら仕入れてツアーを造成しているランド・オペレーターの場合とに分かれます。そのため、万が一のトラブルの際の問い合わせ先などを確認しておくことが大事です。

これらを紹介しても、誰もがこれらのサイトを活用して自分で思い通りの旅行を作れるとは思いません。そのために旅行会社があるのです。「やっぱり自分でオーダーメイドの旅行を作るのは無理」という方は、ご遠慮なく当社見積もり依頼フォームからご連絡ください。
別の観点から言えば、「旅行会社に手配を任せるべき2つの理由」にも書いたとおり安全面から旅行会社を利用することの意義もあります。あわせて読んでみて自分で手配をするか、旅行会社を利用するかを決めて下さい。

※ご注意
それぞれの素材販売会社へ直接予約される際は利用者とそれぞれの会社との契約となり、当社と旅行契約を締結するものではありません。また、それぞれのサイトの操作方法などの問い合わせにお答えすることはできませんのでご了承ください。

コメント

スポンサーリンク