いつかは歩いてみたい、サンティアゴ巡礼路。
けれども、もっとも有名な「フランスの道」は起点のル・ピュイ=アン=ヴレから700キロもあるため、容易に計画を立てることができません。
そこで、巡礼証明書(Compostela)を受け取ることができる、サンティアゴ・デ・コンポステーラの手前100キロからスタートするハイキングツアーをご案内します。
「フランスの道」の100キロ起点サリアからサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの8日間
フランス中部、ル・ピュイ=アン=ヴレは、最も人気のある巡礼路「フランスの道」の起点。ここからサンティアゴ・デ・コンポステーラまで、全行程729キロを37の区間に区切られていて、計算上では1日1区間歩けば「フランスの道」を37日で完歩できるようになっています。
ですが、全ての工程を歩くのは、体力的にも日数的にもなかなか実現することが難しいのが実情です。
けれども、サンティアゴ巡礼では全行程を歩かなくても、徒歩なら100キロ歩けば、ゴールのサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂で「巡礼証明書(Compostela)」を発行してもらうことができます。
つまり、最低100キロ歩けば、サンティアゴ巡礼路を歩いたことの証明になるのです。
ちなみに自転車で巡礼するのであれば、200キロが最低距離になります。
当ハイキングツアーでは、100キロコースの起点、スペイン・ガリシア地方のサリアから、8日間でサンティアゴ・デ・コンポステーラに到着できる日程です。
最寄空港はサンティアゴ・デ・コンポステーラ空港。ここから出発地点サリアまでは、
- 空港〜途中地点ルーゴまでバスで1時間45分
- ルーゴ〜サリアまでバスで約30分
で移動できます。バスの予約やスケジュール検索は、MONBUSを参照。
複数人数で参加であれば、空港〜サリアまで専用車にて送迎(別途費用、最大4名まで)も可能です。
現地発着・自由度の高いセルフガイドツアー
多くの巡礼ツアーは、日本発着・出発日限定・添乗員同行・最小催行人数が決まっていて「安心・らくちん」かも知れませんが、何かと制約が多いのが特徴。
当ハイキングツアーは、
- 4/1-10/31の毎日催行
- 日本発着の航空券を除く現地発着ツアー
- 1名から予約可能
- 自分で(セルフ)ガイド(ガイド)するツアー
- 宿泊地から次の宿泊地へスーツケースなどを運んでくれるラゲッジ・トランスファー
- 事前にお渡しする詳細の日程とルートマップ
- ルートのGPSデータ
- セルフガイドに必要なツアーアプリ
で、「ひとりでも」「初めてでも」安心して参加でき、お好きな日程・航空券を選ぶことができます。また、個人での参加なら、自分のペースで歩くことができます。
セルフガイドツアーについての詳細は、以下ページを参照してください。
サンティアゴ巡礼路「フランスの道」7泊8日 – 日程・含まれるもの
日程
1日目 サリア(Sarria)に到着
ご自身でサリアの宿泊施設へ。
夕食:ホテルにて
3☆ホテル,ゲストハウス,イン 泊
2日目 サリア(Sarria)〜ポルトマリン(Portomarín)
朝食:ホテルにて
最初にサンティアゴ・デ・バルバデロ(Santiago de Barbadelo)教会を訪れます。
12世紀に建てられたこの教会には、花やホタテ貝などで装飾された素晴らしいポーチがあります。
100マイルストーンのあるブレアBrea通りはフェレイロス(Ferreiros)へと続きます。
サンタ・マリア・デ・フェレイロス(Santa Maria de Ferreiros)教会を訪れた後、有名な巡礼の村ポルトマリン(Portomarín)へ。
夕食:ホテルにて
所要約5-6時間/距離23km/Up300m/Down640m
3☆ホテル,ゲストハウス,イン 泊
3日目 ポルトマリン(Portomarín)〜パラス・デ・レイ(Palas de Rei)
朝食:ホテルにて
ポルトマリン(Portomarín)を出発した後、モンテ・サン・アントニオ(Monte S. Antonio)まで歩き、その後、トシボ(Toxibó)、ゴンサール(Gonzar)へと下り、サンタ・マリア(Santa Maria)教会を目指します。
緑の風景を抜け、ロマンチックな教会をいくつも通り過ぎると、小さな町パラス・デ・レイ(Palas de Rei)に到着します。
パラス・デ・レイ(Palas de Rei)がかつて王室の官邸であったかどうかは定かではありませんが、サン・ティルソ(San Tirso)教会のフレスコ画は一見の価値があります。
夕食:ホテルにて
所要約5時間/距離20km/Up450m/Down370m
3☆ホテル,ゲストハウス,イン 泊
4日目 パラス・デ・レイ(Palas de Rei)〜アルスーア(Arzùa)
朝食:ホテルにて
巡礼路は幻想的な風景の中を進み、古い巡礼者のホスピスがあるレボレイロ(Leboreiro)を過ぎると、ガリシア名物 「ポルボ・ア・フェイラ(Pulbo á Feira、ガリシア風タコ)」が食べられるメリデ(Melide)にたどり着きます。
次の村、カスタニェダ(Castañeda)では、サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)大聖堂の石灰が窯で焼かれていました。
巡礼の歴史が色濃く残る村リバディソ・ダ・バイショ(Ribadiso da Baixo)を経て、本日の目的地アルスーア(Arzùa)に到着します。
夕食:ホテルにて
所要約6時間/距離29km/Up150m/Down840m
3☆ホテル,ゲストハウス,イン 泊
5日目 アルスーア(Arzùa)〜オ・ピノ(O Pino)又はオ・ペドロウソ(O Pedrouzo)
朝食:ホテルにて
目的地のサンティアゴが近づくにつれ、村が大きくなり、都会的になっていく様子を見ることができます。
サンティアゴ巡礼路は、なだらかな起伏のある風景の中を緑のリボンのように蛇行し、中世の石橋やこの地方特有のパソといわれるカントリーハウスを通過します。
この日の宿泊は、小さな村オ・ピノ(O Pino)または隣町のオ・ペドロウソ(O Pedrouzo)です。
夕食:ホテルにて
所要約5時間/距離19km/Up160m/Down540m
3☆ホテル,ゲストハウス,イン 泊
6日目 オ・ピノ(O Pino)又はオ・ペドロウソ(O Pedrouzo)〜サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
朝食:ホテルにて
サンティアゴ巡礼路の最後の数キロを楽しんでください。
巡礼路を辿って使徒都市の中心部、オブラドイロ(Obradoiro)広場と世界的に有名な大聖堂へ。
モンテ・ド・ゴゾ(Monte do Gozo)では、すべての巡礼者憧れの目的地を目の当たりにすることができます。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)に到着すると、街角のいたるところで独特の雰囲気と精神性を感じるでしょう。
所要約5-6時間/距離23km/Up380m/Down570m
3☆ホテル,ゲストハウス,イン 泊
7日目 サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
朝食:ホテルにて
毎年75,000人を超える巡礼者が訪れる、キリスト教徒にとって最も重要な巡礼地の1つであるサンティアゴの、印象的で由緒ある大聖堂を訪れます。
ユネスコ世界遺産の一部である歴史的な旧市街の探索に出発する前に、印象的な巡礼ミサにぜひ参加してください。
3☆ホテル,ゲストハウス,イン 泊
8日目 出発 または延泊
朝食:ホテルにて
ホテルチェックアウト後、ツアー終了。
含まれるもの
- 毎朝食3☆ホテル,ゲストハウス,イン7泊宿泊代(2名1室)
- 夕食5回(サンティアゴを除く)
- ラゲッジ・トランスファー
- 巡礼手帳(クレデンシャル)
- 詳細なルート案内及びツアー書類 (1部屋につき1部/独・英・仏)
- GPSデータ
- サービス・ホットライン
巡礼手帳(クレデンシャル)とは
巡礼手帳「クレデンシャル」は、巡礼中常に携帯し、巡礼者であることを証明する唯一の書類。カミーノ・パスポートとも言われ、本来2〜3ユーロですがツアー費用に含まれています。
途中途中でスタンプを押してもらい、巡礼ルートを歩いた証明になります。これを持っていることによって、巡礼者用の宿泊施設アルベルゲに宿泊でき、巡礼証明書「コンポステーラ」を発行してもらう証明となります。いわば、壮大なスタンプラリーのようなものでしょう。
ラスト100キロでは、1日2つのスタンプを押してもらうことが、証明書発行の条件となります。アルベルゲ・宿泊施設・修道院・教会・カフェ・バルでおしてもらえますので、必ず立ち寄りましょう。
お問い合わせ・申込は当社ホームページより
当社では電話でのお問い合わせを受けておりません。ホームページからお問い合わせ・見積もり依頼・申し込みをお願いします。
ツアー詳細や料金は、以下ページよりご覧ください。
コメント