日本人が海外旅行に出かけるとき、どうしても言葉の壁があります。
そのため、ついつい海外旅行となると、大手旅行会社が企画する添乗員同行のツアーに参加してしまう人が多いと思います。
確かに添乗員同行ツアーに参加すれば、言葉の心配がなく、安心して旅行が出来ることでしょう。しかし、
- 何でもずらずら大人数で観光&食事、自由時間が少ない
- 前に訪れたことがある町やたいして行きたくもない観光箇所がツアーに含まれている
- (今はあまりありませんが)やたらとショッピングに連れて行かれる
といった、ちょっとしたことを妥協していませんか?
今や世の中は何でも団体より個人、グループよりインディビジュアルです。
旅行業界ではすでに「お一人様」旅行が増えているほど。しかし、個人旅行は何でも自分の責任において行動しなくてはならず、今までツアーに安心感を求めていた人には少々ハードルが高いことでしょう。
それならば、個人旅行でも言葉の壁を感じることなく安心できるプレミアムな旅行をしませんか?
当社では、通常の旅行会社ではまず請け負うことがない「2名様から添乗員付き」のオーダーメードプランを承っています。
それをここでもう少し詳しく説明したいと思います。
添乗員同行の個人旅行とは?
理屈は簡単です。
2名のオリジナルの旅行プランに専任添乗員が同行した場合、3名分(2名+添乗員)の旅行費用を2名様でお支払い頂くというもの。
「なんだ、そりゃお金をかければ、なんだって出来るでしょう」
と思われるでしょうが、実はこんなこと、どの旅行会社でも請け負っていません。
今、これを読んでいる人がみんな思った通りのことを、とっくの昔にから旅行会社はわかっているからです。
ここでいう添乗員付きの個人旅行プランは、特別な旅行、例えば周年旅行(金婚式、銀婚式の記念の旅行など)、ハネムーンなどを指します。
友達と行く普通の旅行でも構いませんが、その時はもっと違う手段や方法があると思います。
- 大事な旅行は、最初から最後まで細かいことに気を遣うことなく楽しみたい
- 一生に一度のハネムーンでは「失敗したくない」(よく男性側からの依頼でこのような言葉を聞きます)
というときに、安易にパッケージ旅行を選ぶのではなく、自分たちのこだわりや要望を込めたオーダーメイドの旅行で出かける。
その時、例え2人の旅行でも自分たち専任の添乗員がいれば、安心できると思います。
添乗員同行の個人旅行シミュレーション
例を挙げて説明します。
テニス好きの2人のハネムーンとして全豪オープンを観戦し、その後ゴールドコーストのリゾートホテルでハネムーン気分を満喫するプランとしましょう。
設定条件
- 2018年1月13日~1月20日(6泊8日)
- 人数:2名+添乗員1名
- 簡単な日程
《1日目》成田発(機内泊)
《2日目》朝メルボルン到着 市内観光をしながらホテルへご案内
《3~4日目》トラムでメルボルンパークへ移動し、全豪オープンをセンターコート(ロッドレーバー・アリーナ)で観戦
※ここでは、添乗員はお客様と一緒に指定席のセンターコートには入らず、グランドパスでメルボルンパーク内を案内します
《5日目》ホテルをチェックアウトし、車で空港へ移動 空路ブリスベンへ
到着後ホテルへご案内
《6~7日目》終日自由行動(オプショナルツアーを利用できます)
《8日目》朝空港へご案内 空路帰国
この場合、かかる大まかな費用の内訳は、以下の通りです。
- 成田~メルボルン~ブリスベン~成田航空券代(3名分、空港税、燃油サーチャージ等を含む)
- メルボルン空港送迎代(到着時の観光を含む)
- ブリスベン空港送迎代
- メルボルン宿泊代(Novotel On Collins:4つ星)
- ※お客様はデラックスルーム、添乗員はスタンダードルーム(又はコストにより近隣のよりグレードの低いホテル)
- ゴールドコースト宿泊代(Novotel Surfers Paradise:4つ星)
- ※お客様はデラックスルーム、添乗員はスタンダードルーム(又はコストにより近隣のよりグレードの低いホテル)
- お客様分全豪オープン観戦チケット(ロッドレーバーアリーナ・カテゴリー1、1/15・1/16 デイセッション)と添乗員分グランドパス(2日分、メルボルンパーク入場のため)
- 添乗員日当
- 手配手数料
- 合計約108万円
- (2017年6月に企画手配を始めた場合。手配の時期、タイミングにより料金は上下します。)
お客様2名と添乗員1名の合計費用約108万円を、お客様お二人でお支払頂くことになり、1人当たりの旅行費用は約54万円となります。
尚、この料金には食事代は含まれていません。
添乗員の役割
同行する添乗員は、実際旅行中にどのようなことをするのでしょうか?
- 各空港でのチェックイン手続き
- ホテル送迎時の通訳
- ホテルチェックイン手続き
- (上記の場合)メルボルンパークへの移動に同行(トラム利用方法をご案内し、会場入場、観戦までをご案内)、観戦後ホテルへ同行
- 毎日の食事手配(昼・夕食)、案内
- オプショナルツアー利用の際は手配、集合場所までご案内
- 全体の旅程管理
- 安全対策とトラブル対処
等で、これ以外にもスムーズな日程管理のため必要な全ての業務を遂行します。
初めて行くところでは、たとえ空港でも何かと戸惑うもの。そのような時、旅のプロがスムーズにご案内します。
食事は、パッケージツアーで提供するグループメニュー中心のレストランではなく、地元の人が行くようなレストランを探して、リーズナブルな料金で地元の味を楽しむことが出来るよう、メニューまでチェック・オーダーします。
そして大事なのは最後の2点。
日本出発から帰国までの全体の旅程管理を行い、スムーズに毎日の日程をご案内します。急遽手配が必要なことが発生しても、添乗員が手配して、日程に無理がないよう調整をします。
また、万が一のトラブルの際は、地元警察や関係各所との折衝を行います。
海外での夜の外出は、少々危ないと思う方が多いと思いますので、夜遅くレストランからホテルへの帰路の際の同行などは、安全対策のひとつです。
その他、日本の慣習とは違う海外での滞在中の諸注意や、気を付けるべきことを、その都度同行中にご案内します。
日本出発から帰国まで、旅行にまつわる面倒な手続きをすべて代行して行い、日程中常に安全面に注意しながら同行し、快適に、楽しく帰国できるようサポートするのが、添乗員の業務です。
ガイドと添乗員は違う
よく勘違いされるのですが、添乗員とガイドとは違います。
添乗員が観光ポイントで説明をすることは、殆どの国で法律で禁止されています。
なぜなら、海外では観光ガイドはハイレベルな職業のひとつで、誇りを持って仕事をしています。そのため、添乗員がガイディングを行うことは、その人たちの職を奪うことになるからです。
ですから、観光時はその国の公認ガイドが案内し、添乗員はあくまで全体の旅程管理及び安全対策を行うものと考えて下さい。
上記シミュレーションの場合、観光に関する日程はありませんが、例えばゴールドコースト滞在中にオプショナルツアーを利用することなく添乗員に1日案内して欲しい、というご要望には、お応えすることはできません。
この場合は、ガイドと添乗員が一緒に同行し、添乗員がガイドの通訳をしたり、1日の日程管理を行うという形になります。
総括
ここまで読んでいただいたうえで、上記シミュレーションの全豪オープン&ゴールドコースト・リゾート滞在8日間、添乗員付きのハネムーンプランの旅行費用一人当たり54万円は高いと思うでしょうか、それとも適正料金だと思うでしょうか?
人それぞれ捉え方は違うと思います。
ですが、たった2名の旅行に専任添乗員が同行するプレミアム・プランです。
大人数に対応する添乗員は、いつどこでも忙しそうで、個人的に聞きたいことを聞く機会などなかなかないと思いますが、専任添乗員はあなた達だけの旅行をお世話する専任です。
聞きたい時に聞けて、頼みたいときに頼める執事のようなものとお考えください。
大事な金婚式記念の旅行やハネムーン、こんなとき専任の添乗員がお世話するプレミアム・プラン、決して高いだけではないと思います。
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