伝統のミドルサンデーを挟んで、ウィンブルドンは2週目に入りました。近年雨による順延でミドルサンデーに消化試合が行われた年もありましたが、2018年は初日から連日天候がよく、伝統が守られた形です。これも他のグランドスラムにはない、ウィンブルドンだけのしきたりです。
順調に試合が進めば1週目までにベスト16が出そろい、2週目はベスト8を賭けて、より白熱したプレーが展開されます。個人的には、ウィンブルドンはセカンドウィークに入った最初の月曜日「セカンドマンデー」が最も見ごたえがあると思います。
ウィンブルドン観戦の一つの目安
2018年は1週目に多くのシード選手が姿を消しましたが、セカンドマンデーに行われた試合は以下の通りでした(カッコはシード)。
- R.ナダル(2)vs J.ヴェセリ
- R.フェデラー(1)vs A.マナリノ(22)
- 錦織圭(24)vs E.グルビス
- K.カチャノフ vs N.ジョコビッチ(12)
- G.モンフィス vs K.アンダーソン(8)
- J.イズナー(9) vs S.チチパス(31)
- M.ラオニッチ(13) vs M.マクドナルド
- J.デルポトロ(5) vs G.シモン(日没サスペンデッド)
これだけのシード選手を一日で見ることが出来るのですから、いかに内容の濃い観戦日であるかがお分かり頂けると思います。
そして、より多くのプレーヤーの試合を見たいという人は、このセカンドマンデーに焦点を絞ったらよいでしょう。
その他、「来年こそはウィンブルドンで観戦したい」と今から計画される人のために、セカンドマンデー以外はどの日に焦点を絞ってチケットを購入すればよいのか、ポイントを少し紹介します。
ファーストウィークの見どころは、初日に前年度男子チャンピオンが、2日目に前年度女子チャンピオンがセンターコートでプレーすることが決まっているので、それを目当てにチケットを購入する人が集中する日です。今年は久しぶりにフェデラーが初日のセンターコートに登場し、多くのファンを魅了しました。
日本から観戦に行く人は、1週目に焦点を絞れば多くの日本人選手のプレーを見ることが出来ます。ショーコートのチケットを持っていればNo.3以降のコートは自由に観戦できるので、比較的日本の選手がプレーする17,18番コートでの観戦が可能です。
ウィンブルドン豆知識 – Last 8 Club
ウィンブルドンでシングルスのベスト8、ダブルスのベスト4に入ると、生涯ウィンブルドンでの観戦席を用意してもらえる、ラスト・エイト・クラブがあります。ここに入れるのはまさに選ばれし人、そして今年ようやく錦織圭がラスト・エイト・クラブの仲間入りを果たしました。日本人男子としては23年前、松岡修三氏がサンプラスと対戦した時以来です。余談ですが、まだNo.1コートがセンターコートわき(現在のブロードキャストセンターあたり)にあったこの時、筆者はこのNo.1コートでサンプラスvs松岡の試合を観ていました。
ラスト・エイト・クラブは、メインゲートを入ってすぐ左側に洒落たクラブの入口があり、専用のレストランがあるそうです。
次にこのラスト・エイト・クラブに入れるのは誰でしょう、そう考えるとウィンブルドンの見方も少し変わると思います。
やっぱりテニスはウィンブルドンを観てこそ
連日TVでウィンブルドンを観ていると、何度訪れてもやっぱり行きたくなります。年間を通して様々なトーナメントが行われていますが、やっぱりウィンブルドンはテニスの聖地、一度は観ておくべきだと思います。
例年のスケジュール通りであれば、2019年のウィンブルドン観戦チケット・観戦パッケージは大会終了後1カ月くらいの間に料金や詳細が発表される予定です。しばらくは当社ウェブサイトの下記ページをウォッチしておいてください。
近年、公式エージェントが販売する観戦パッケージでさえ、間際になると料金が格段に高くなります。ウィンブルドンを少しでもリーズナブルに観戦するなら、発売直後の申し込みがベストです。
コメント