2025年は2倍!ヴェネツィアを訪れる人は必見!入島税支払・宿泊者も事前申請が必要です

スポンサーリンク

ヴェネツィア Venezia
2024年4月末より、ヴェネツィア訪問において観光入島税(Access Fee)の徴収が始まります。

4月25日から7月中旬の週末及び特定日に日帰りで訪れる人は、入島税を支払わなければなりません。

宿泊者は別途観光税(Tourist Tax)を宿泊施設にて支払うため、入島税は免除されますが、支払免除の申請が必要です。

対象日にヴェネツィアに宿泊する人も日帰りで訪れる人も、事前にネットで登録・支払いを済ませて、スマートにヴェネツィア観光を楽しみましょう。

追記:入島税は2025年も実施予定です。料金は2倍の10ユーロとなる予定です。詳細が決まり次第、改めてご案内します。
スポンサーリンク

オーバーツーリズム対策のヴェネツィア入島税

かねてより、ヴェネツィアでのオーバーツーリズムは問題視されていました。その対応策として、ヴェネツィア・歴史的地区への入島の際一定の入島税を徴収して、歴史的地区の保全・住民の生活への対応に充てられます。

まずは、実験的に2024年4月末から7月中旬までの週末(土・日曜日及び特定日)の午前8時30分から午後4時に日帰りで訪れる観光客を対象に、1人5ユーロを徴収します。
午後4時から翌日午前8時30分に訪れる人及び宿泊者は、免除されます。

団体旅行(25人以下のツアー)でヴェネツィア旧市街を訪れる場合は、旅行会社が全員の名前を明記の上、まとめて支払あるいは免税の申請をします。つまり、添乗員あるいは現地係員付きのツアーに参加する場合は、個々に申請する必要はありません。

歴史的地区の主要なアクセスポイントでチェックが行われ、事前に支払・免除申請をしていなかった場合、10ユーロのアクセス料金に加え、50〜300ユーロの罰金が課せられます。

なお、この徴収は試験的なものであり、今後変更される場合があります。とはいえ、この試験的運用の後、本格的運用へとシフトしていくものと思われます。

スポンサーリンク

入島税徴収エリア

入島税が徴収されるエリアは、ヴェネチア本島(旧市街)、ジュデッカ島、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島、サン・ミケーレ島(以下地図右上のムラーノ島を除く全ての島)です。

ヴェネツィア本島地図

ただし、本島内サンタルチア駅周辺の免除エリア(以下A、Bの各黄色エリア)、トロンケットエリア(ヌオーヴァ島)は、入島税が免除されます。

ローマ広場〜サンタルチア駅周辺免除エリアA

テルミニ駅周辺免除エリアB

また、ラグーンの小島々(以下)は、2024年中は実験的に支払いが免除されます。小島々へのアクセスは、ローマ広場、サンタルチア駅、トロンケット、サン・ジオッベの免税エリアから水上バスを利用して移動します。

  • リド
  • ムラーノ
  • ブラーノ
  • ペッレストリナ
  • トルチェッロ
  • サンテラズモ
  • マッツォルボ
  • ヴィニョーレ
  • サン・アンドレア
  • ラー・カートーザ
  • サン・セルヴォーロ
  • サン・クレメンテ
  • ポヴェリア
  • サッカ・セッソラ
スポンサーリンク

入島税徴収対象者と入島税支払方法

入島税徴収対象者は、2024年4月25日から7月14日までの週末(土・日曜日及び特定日)の午前8時30分から午後4時に日帰りで訪れる個人、団体観光客です。

対象者は以下手順にて入島税を支払い、支払済バウチャー(QRコード)を入手して旅行中スマートフォンにて携行します。

Venice Access Feeより、画面下の「Go to Access Fee」をクリックすると、別ウィンドウが開きます。

⒉ 「Select your visit date and pay the Access Fee」画面上で、ヴェネツィア訪問日を選んで、画面下の「Continue→」に進みます。

⒊ 「Select visitors」画面で、人数を入力します。この時、14歳以下の子供の人数も忘れずに入力します。
画面下の「Continue→」に進みます。

⒋ 「Visitor data」画面で、入力した人数分の名前、苗字の順にアルファベットで入力します。追加するときは、「Add New Visitor」をクリックして、同じように入力します。
画面下の「Continue→」に進みます。

⒌ 「Data for sending tickets」で、メールアドレス、電話番号を入力します。メールアドレスには、支払済バウチャー送信先のアドレス(スマートフォンのメールアドレスが良い)を、電話番号も旅行に持参するスマートフォンの番号を入力します。
画面下の「Continue→」に進みます。

⒍ 「Reservation summary(確認画面)」で、入力した内容を確認します。その後、画面下の

  • I accept the terms and conditions.
  • I accept the privacy policy.

をクリックして確認したのち、チェックを入れます。

その下には、「Cancellation and refund guarantee(キャンセル・返金保証)」として、訪問日前日までキャンセル可能と注釈があります。
画面下の「Continue→」に進みます。

⒎ 「Payment(支払い)」画面で、クレジットカードまたはPayPalでの支払いを選び、指示に従います。

⒏ 支払いが完了すると、入力したメールアドレス宛に支払済のアクセスバウチャーが送られてきます。アクセスバウチャーはQRコードになっていますので、それを旅行中いつでも提示できるようにしておきます。

なお、インターネットにアクセスできない人のために、現在ローマ広場、サンタルチア駅到着時に入島税を支払うシステムが導入されています。あくまで例外的措置のため、できる限り事前に支払う必要があります。

スポンサーリンク

入島税免除対象者と申請方法

入島税支払いの免除対象者は以下の通りです。

  • ヴェネツィア(メストレ地区を含む)宿泊施設に滞在する人
  • ヴェネツィアで生まれ、居住している人
  • 14歳未満の未成年
  • 同伴者がいる障害者カード保持者
  • オリンピックをはじめとするスポーツ大会参加者
  • 旧市街に居住する人を訪問する知人・友人
  • 旧市街での労働者・雇用者・自営業者
  • 上述の免除エリアを経由してラグーンの小島々を訪問する人(2024年中に限る)
  • (一部居住関係者を省略)

特に、宿泊施設に滞在する人は、免除の証明となるバウチャー(QRコード)を入手して、旅行中携行しなければなりません。申請方法は以下の通りです。

Venice Access Feeより、画面下の「Go to Exemption」をクリックすると、別ウィンドウが開きます。

⒉ 「Reason for requesting exemption」画面で、免除の理由を選択します。宿泊者は、左上の「I am a guest of an accommodation facility located in the municipality of Venice.」を選択します。
画面が移動し、「Request exemption」をクリックします。

⒊ 「Days of validity (permanence) of the exemption」画面で、到着日・出発日をカレンダーから選択します。選択後、「Next」で進みます。

⒋ 「Main Holder(メインの申請者」画面で、

  • 名前
  • 苗字
  • 生年月日
  • 生誕地(Japan)
  • メールアドレス(確認のため2回入力)
  • 現住所
  • ヴェネツィア滞在ホテル名・住所
    (ホテル名を入力するとプルダウンで住所が表示されるので選択)

を入力します。

その下の「Read the privacy policy to enable the checkbox」をクリックしてプライバシーポリシーを表示の後、チェックを入れます。
「Next」で進みます。

⒌ 「Additional headers」画面では、同行者の情報を入力します。
「Next」で進みます。

⒍ 「Contact information」画面では、リクエストを完了する方法として電話・Eメールのどちらか選択します。ここではEメールを選択します。すると、全画面で入力したメールアドレスが自動で表示されます。
「Next」で進みます。

⒎ 「Data Summary」で入力した内容を確認します。訂正がなければ「Confirm」をクリックします。

⒏申請が完了すると、入力したメールアドレス宛に免除バウチャーが送られてきます。バウチャーはQRコードになっていますので、それを旅行中いつでも提示できるようにしておきます。

スポンサーリンク

ヴェネチア入島税のまとめ

2024年4月末〜7月中旬の週末にヴェネチア本島を日帰りで訪問する人は、事前にインターネットにて支払い、支払済バウチャーを入手・携行します。

宿泊者は、事前にインターネットにて入島税支払免除の申請をし、免除バウチャーを入手・携行します。

この運用は実験的であり、今後方法、対象、免除対象など変更する可能性があります。

詳細は、以下ヴェネチア市のサイトを参照してください。ブラウザの翻訳機能を使うと、読みやすいです。

Homepage | Contributo di Accesso
Contributo di Accesso

コメント

スポンサーリンク